ただし高い
法人向けノートPCなので当然価格は個人向けより高価です。最小構成で税込みで40万円以上します。
概要
実物なんて買いようがないので、今回の記事の画像は全て富士通の製品ページから拝借します。ということで製品の画像をドン。
LIFEBOOK U7613/Mです。1920x1200の16インチ大画面を備えた1.39kgのノートPCです。この大きさのノートPCは通常は2kgほどあってもおかしくありません。1.5kg未満はかなり軽量な部類に入ります。
スペック
スペックに関しては至って標準的です。法人向けPCなのでWindowsはPro版が採用されていたり、SSDには標準暗号化機能付きのものが採用されています。その他オプションで指紋センサーや静脈センサー等を搭載することができますが、それらを省いても最小構成で税込み40万円を超えます。スペックだけなら海外メーカーだと10万円程度で同等以上のものが買えてしまうでしょう。
i5/16GB/1TBの構成だと78万円… |
富士通の個人向けノートに16インチモデルはない
2023年6月時点での富士通の個人向けノートPCには16インチモデルがありません。大型ノートでは15.6インチか17インチの16:9のモデルのみがラインナップされています。また法人向けノートにおいても、このU7613/Mは唯一の16インチモデルなので、富士通のノートPCのラインナップの中では唯一無二な存在になっています。
軽くて大きいノートPCはあまりない
軽量な大型ノートは希少です。個人向け製品ではLG gramぐらいしかありません。その中で日本語配列で打ちやすい製品はほとんどありません。持ち運び可能なPCの中では最大級に広い作業画面をオールインワンで持ち運べるのは軽量大型ノートの魅力です。大型ノートは据置きノートとも呼ばれますが、本体とマウスさえ持ち運べば据置きノートと同じ環境をどこでも持ち運べて使えてしまうのです。
軽量な大型ノートの例
LG gram
16インチ1.19kgで圧倒的に軽い。スペックも良い
Lifebook TH90/F3
15.6インチ1.39kg。11世代インテルで既に型落ち
商品ページ → 富士通パソコン | LIFEBOOK THシリーズ
紹介記事を書いています
vaio F16
16インチ1.65kg。大きさの割には軽い方。日本語配列が良好
Lifebook THはアウトレットでの取り扱いはあるものの現行ラインナップから外れており、実質LG gramかvaio F16が現在の個人向け製品の選択肢です。LG gramは圧倒的に軽量で解像度も高くスペックも良好ですが、日本語配列ではテンキーの左側のキーが縮小されていて、打ちやすくはありません。日本語配列としての打ちやすさであれば、vaio F16は良好ですが、やや重く性能も十分とはいえ控えめです。
16インチノートで、日本語配列のキーボードでキーの大きさが揃っている、軽量なノートPCとして稀少な選択肢です。LG gramはより軽くて性能の優れた大画面ノートPCですが、日本語配列では一部キーが縮小されていてタイプしやすさが損なわれています。US配列ユーザーがUS配列を使う分には最もオススメなノートPCだと思います。重量を多少妥協しても良いなら、vaio F16も十分魅力的な選択肢でしょう。日本語配列はLifebookがキーピッチ18.4mmに対し、vaio F16はテンキーを幅狭にすることで主なキーピッチを19mmに実現しています。全体的に若干幅狭なLifebookと、テンキーのみ狭いvaio F16のどちらが打ちやすいかは甲乙がつかないでしょう。十分使いやすいノートPCだと思います。
個人向け製品として出して欲しい
これにつきます。はい。
ノートPCは持ち運ぶPCです。大きくても小さくても持ち運べるからこそ価値があります。大型ノートでも軽さは正義なのです。しかしながら、軽量な大型ノートは選択肢が多くありません。軽量さを推している大型ノートはLGぐらいしかなく、多少妥協すればvaio F16も選択肢に入りますが、ほぼそれだけです。Lifebook THは新規モデルが出ず型落ち状態になりました。日本語配列の難がない軽量大型ノートだと現状はvaio F16が唯一の選択肢でしょう。しかしながら法人ノートに目を向けると、富士通には16インチ1.39kgのノートPCがあるじゃないですか。しかも端子類も充実しています。ただし価格が高すぎる。これを価格を抑えて個人向け製品として出して欲しい。これが筆者の思いです。
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